それまで刑事罰の対象になっていた行為を、刑事罰の対象から除外すること。それまでは社会に有害と思われていたものが、道徳観の変化などからそうでもないという認識が広がった結果、法律が改正されることをいいます。これまで欧米で非犯罪化されたものの例としては:
などがあります。ただ、非犯罪化後も罰則がまったくなくなるということはまれで、例えば、マリファナの所持に対しては刑事罰の代わりに罰金が科されたりします。この点で、お酒などの合法的な嗜好品の扱いとは異なります。
マリファナの所持などが刑事罰で罰せられる禁止政策のもとでは、少量のマリファナを所持していただけでその人に一生つきまとう刑事前歴が付いてしまう可能性があり、これにより就学や就職が難しくなるのをはじめ、生涯を通じてさまざまな社会的制裁を受けていくことになります。非犯罪化では少なくともこのようなことは避けられるようになり、現在の日本のような政策を敷く国では一日も早い非犯罪化の導入が望まれます。
その一方で、非犯罪化は政治的には苦肉の策という側面もあります。現在マリファナの非犯罪化を敷いているところでは、所持や規定量以内の小売りについては注意や罰金などで済む一方で、栽培や大量販売(卸など)については引き続き刑事罰が科されるという不合理な状況が生まれています。
1970年代にマリファナを非犯罪化したオランダで2005年、アムステルダムやマーストリヒトなどの30都市の市長に聞き取りが行われました。その結果、30人中20人の市長が現在の非犯罪化政策が不合理であるとして、マリファナの合法化を支持すると答えています。
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